レ・キャトル・モンターニュ LES 4 MONTAGNES

ランドヌールのオーベルジュ、レ・キャトル・モンターニュ
ランドネのオーベルジュ、レ・キャトル・モンターニュ
ランドネはまだ初心者なので、今回は自分達のレベルを計る為にランドネ・ガイドのフランソワさんと奥さん、カトリーヌさんが経営する ヴィラール=ド=ランのオーベルジュ、レ・キャトル・モンターニュLES 4 MONTAGNESの週末フリーランドネパック(2泊朝夕食付きで一人104ユーロ)を利用。

オーベルジュは村の入り口に位置し、フランスでウィンタースポーツに脚光を浴び始めた時代、1934年に建てられた建物ということ。 近代的で、私がイメージしたオーベルジュ=山小屋とは異なったが、地階はレストラン兼リビングスペース、上階が宿泊部屋で、私達がチョイスしたトイレは共同でシャワー、洗面台、ベッドとシンプル且つミニマル部屋には小さなテラス付き。エコロジーにも力を入れ、館内の部屋は水を大切にするため、どの部屋も浴槽はなく、廊下には空き瓶や紙の仕分け用のゴミ袋が設置されている。

オープンから4年を迎えるこのレ・キャトル・モンターニュ。ノルマンディー地方出身のカトリーヌさんがキッチン担当、山岳ガイドでありスキーのモニターである山のプロ、フランソワさんが私達、ランドヌールの道案内役だ。

レ・キャトル・モンターニュのフランソワさんとカトリーヌさん
フランソワさんとカトリーヌさん
通常、17時過ぎから受け入れが始まるが、午後一番に着いた私達を快く迎えてくれたカトリーヌさん。トレイルへの案内はフランソワさんの役だが、彼がガイドに出ていると言うことで、そういう時にいつもお勧めすると言うポン・ド・ラムールへの行き方を教えてくれた。

夕方戻ると、フランソワさんも戻っていた。あ、さっき、散歩ですれ違いましたよね、とエンリック。彼はナタリーさん&フィリップさんカップルを案内して、同じ界隈に散策に出ていたのだ。早速、自己紹介、ランドネ歴をし、今日歩いた場所等から明日のトレイルをブリーフィング。天候も良いし、2泊と言う短い期間なので、メジャーであり且つヴェルコール地方の地形が見渡せるピック・サン・ミッシェルPic Saint Michelに決定。レリーフの地図で簡単に行程を確認。ランドネのレベルや装備、希望に応じてアドバスをしてくれる。

夕食は20時からで、となりのテーブルにはディジョンからやってきて一週間の滞在をしているナタリーさん&フィリップさん夫婦、そしてもう一組、パリ近郊のサン・ジェルマン・オン・レイから到着したばかりの老夫婦。テーブルは離れていても、ランドネから世間話へと話が盛り上がり、和気あいあいとした雰囲気。メニューはヴェルコール地方のハムとメロン、スイカのキューブを串刺しにした前菜、メインにはヴェルコールのブルーチーズのタルティーフレット。デザートのアイスクリームはお腹がいっぱいになったので、パス。ドリンクには標高640という赤ワインを。散歩のせいか、山の空気のせいか、どれもとてもおいしかった。いやただ単に本当に、なのかも。

ブルーチーズのタルティーフレットアルデッシュ地方のカイエットとラヴィオル
ブルーチーズのタルティーフレットを快食アルデッシュ地方のカイエットとラヴィオル


ちなみに翌日のディナーのメニューは、チーズ、ハム、クルミ、リンゴが入ったサラダ、アルデッシュ地方のカイエット(ホウレンソウとひき肉、レバー等が入った大人のハンバーグ!?)にラビオリにチーズが入ったラヴィオル、そしてフルーツサラダ。ラヴィオルはイタリアからやって来た移民によって地方名物となった料理とか。エンリックは名物、名物と食前酒に栗のビール、食後はジェネピGénépiという薬草のリカーを。ちなみに、ドリンク代は別料金です。

日曜にと言うことで、オーベルジュも満員。サービスはいつも、フランソワさんとカトリーヌさんが手分けしているが、この日は大変。なぜなら、サン・ジェルマン・オン・レイ組が17時過ぎに目的地に到着、との電話。フランソワさんはサービスをしつつ、他のグループの翌日の行程を案内しながら、2人の行方を案じる。私達が食事を終えて、部屋に上がった22時ぐらいにやっとフランソワさんは無事に2人をピックアップして戻ってきた。ランドネ・オーベルジュも大変だ!宿泊客の安全が第一だし、どんなランドネにも事故や怪我と言うものはあり得るし。後から聞いたが、ウォーミングアップのトレイルだったらしいが、あの2人はもう、平地にしか送らない、とか。スポーツをしていると言っていたが、そのスポーツはフィットネスであり、靴の装備も良くないし、ハードなトレイルは無理、との判断だ。

朝食は8時〜と言うことで、早寝早起きの私達(いつもがそうではないが、バカンス中は早起きだ)は7時前に階下へ。朝ご飯の前に、村のスーパーマーケット、スパーへ買い出しだ。スパーは何時に開店かと聞いたところ、日によるけど6時からだ、と。で、日曜は配達がないので7時ということ。ヴィラール=ド=ランにはもう一つ、ミニ・カジノというスーパーが大広場にあるが、冷たい缶ビールが種類豊富にあること、そして営業時間からも私達は断然スパー派。

オーベルジュでは地方名物を盛り込んだお弁当もチョイスできるが、私達は毎朝、スパーで買い出し。日曜の朝は、スパー前の駐車場に市場が建つので、そこでお土産のソーセージなども調達。

ランドネの出発点までフランソワさんが車で送ってくれる
トレイルを再確認しながらいざ出発点へ
セルフ式の朝食は、オレンジジュース、ブルーベリーやイチジク等の4種のコンフィチュールにカトリーヌさんが焼いた2種類のパン、コーンフレークス、チーズ等が食べ放題。たくさん食べて、元気を付けてランドネに出発だ。朝一番に起き、ご飯も最初に食べ終え、という私達は出発も一番。毎朝9時に、フランソワさんにロードブックをもらい、行程を再確認しながら、彼が車で出発点まで送ってくれる。2日目は愛犬コッカーのララちゃんも一緒。こういったお見送り・お出迎えのサービスもマイカーがない私達でも、気軽にランドネが楽しめる強い見方。

オーベルジュの初めての日本人客と言うことで、最初はちょっと戸惑った印象があったが、最後はとても仲良くなれ、お二人のお陰で安全で且つとても楽しいランドネが楽しめました。ありがとう!

レ・キャトル・モンターニュのマスコットはコッカー犬のララちゃん
コッカー犬のララちゃん


レ・キャトル・モンターニュ LES 4 MONTAGNES

505 av du Général de Gaulle 38250 Villard de Lans
TEL : 04 76 95 91 02
http://www.les4montagnes.com

レ・キャトル・モンターニュのヴェルコール地方紹介ブログ http://cap-neige-nature.blogspot.com/
レ・キャトル・モンターニュのランドネガイド http://capneigenature.canalblog.com/


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