モンモレンシーの森 La forêt de Montmorency

モンモレンシーの森の狩猟の城
パリ近郊の森林公園や自然公園を探していて、ほど近いところにモンモレンシーの森を見つけた。 ランドネ地図がないので、手持ちのパリ近郊地図にIGNのオンラインマップで見たGRP®を蛍光ペンでマークし、Googleマップで距離を測ったところ約16kmといい感じ。 早速、ミワちゃん夫妻にお誘いをかけてみる。

北駅からの電車で20分のエクアン・エゾンヴィル駅から森を抜けて、反対側のサン=リュ=ラフォレ駅へというトレイルだ。ミワちゃんとシリルのOKがでたので、北駅で10時に待ち合わせ。

20分と言う短時間なのに、エクアンはまったく田舎町。小さな可愛らしい駅に、付近には庭付きの一軒家が連なる。前を通ると、どこも犬を飼っていて、犬の合唱!やはりパリ近郊の駅前だと、空き巣や泥棒が結構あるのかもしれない。

今日はデジカメを不覚なことに忘れてしまったので、写真なし。トレイルは農地に出て、国道を渡り、森の脇を歩き、住宅街を抜け、森に入ると言ったもの。ミワちゃん達はワンルームに愛犬・レオと住んでいるので、住居を探してるところ。こんなパリから近くて、森の側で、ここ、いいんじゃな〜い?でも、みんながそう思って、地価が高いのかな〜?歩いていると商店といったものはなく、住居や農地ばかりで、ここで生活するにはどうするんだろう?と疑問。私のフランスのイメージは教会の前にはカフェとパン屋とタバコ屋、みたいなのがあるけど。国道沿いを見て、なるほど、です。大型八百屋、大型酒屋。みんなマイカーで郊外大型店に行くんですね、きっと。

森に入ると、先方を切っていたエンリックが狐だ!と。目の前をさっと通り抜けたらしい。他は誰も見なかったので、捨て犬の柴犬だったんじゃない、と疑う。でも、この森は狩猟が行われるところ。下調べでは森は2200ヘクタールあり、狐はもちろん、ノロジカやイノシシもいるとのこと。イノシシが村のカフェに飛び込んできたこと、そして狩猟の事故で頭に命中して即死した人もいるらしい。頭に命中と言うのは事故と言えるのやら…。ともかく、狐に会えたなら、あなたはラッキーと言うことでしょうか。ちなみに、つまり不運の事故に遭わない為には、狩猟のカレンダーも要チェックと言うことですね。

久々にミワちゃん夫妻に会ったので、積もる話もあり、おしゃべりに花を咲かせていたら、あっという間に目的地の狩猟の城に到着。池に囲まれた小さな城が、水辺に反射して中々、絵になっている。こういうところでスケッチなんかをしたら良いんだよね、と。水辺には鴨などの水鳥、亀もひなたぼっこ。私たちもピクニック、なんですけど界隈のピクニックのメッカらしく、ピクニッカーがたくさんいて、良い場所はすでに占領されていて、どこに陣取るか迷いながらぐるぐる歩き回る。


モンモレンシーの森の狩猟の城
狩猟の城 ©Clicsouris

どうにか陣を取り、ピクニックです。今日のメニューはバゲットにチキン、酢漬けの人参、キュウリにマヨネーズを入れたベトナム風サンドイッチとカンタルチーズのサンドイッチ。ミワちゃん夫妻は急遽決定で参加した為、リエットとコーニション(ピクルス)を今朝、スーパーで調達、そしてバゲットを持参でセルフスタイルでサンドイッチを。ランドネで口に入れるものは、なんでもおいしい。体力を消費して外で食べるからだろうか。今回持参した、ソフトタイプのドライ・アプリコットが超好評。ランドネに次回から欠かせない一品入りだ。

のんびりピクニックの後は、残りの行程だが、ここまでで半分だと言うと、午前に歩き足りなかったと言う意見で、とりあえず森の中を散策することになった。そしたら、サント・ラデゴンドの泉Fontaine de Sainte Radegondeというのに出会う。復活祭の月曜に肌の病気や不妊症の信者がここでお祈りをした、とのこと。後は、犬を散歩する人、ジョギングする人にすれ違いながら、ひたすら森の小道を歩く。モンモレンシーの森は栗狩りでも有名と言うことで、栗の木がたくさんある。

結構歩いたので、そろそろ帰路に。モンモレンシーの森は国立森林局ONFの管理下と言うことで、森の家maison forestière du Bois Corbonがある。中には入れなかったので、目の前を抜け、目指すはサン=リュ=ラ=フォレ。今回の行程で初めてのハードな上り坂、高台を登りきり、今度は下降。下りるは下りる。サン=リュ=ラ=フォレの住宅街に入っても下降は続く。この村もまた素敵な住宅街。中心街を目指し、駅に到着。女子組はトイレに行きたいので、カフェに行きたいけど、村を一周して、村人に聞いても、どうやら開いてるカフェはない模様。駅前の食品店でとりあえず冷えたビールを買い、駅前でビールで乾杯、一服となる。

電車に揺られて、北駅についたら、いつのまにかチキンの丸焼きをうちで食べることになっていた。え〜今から買い出しか、と私は初めて北駅のトイレへ。入場料50サンチームだが管理の女性がいて、トイレ掃除も行き届いていてまずまず。来た駅を出ると、都会のざわめき。人は多いは、商店やカフェ、レストランが日曜の午後でも通常通り営業している。この電車で20分の差は大きい。パリ近郊の村はやはりベッドタウン化してるんだな〜と感じた今日この頃です。

今回は写真がない為、ネットでみつけたランドヌールのロネさんのサイトを紹介させていただきます。
http://rene.clementi.free.fr/


モンモレンシーの森 La forêt de Montmorency

Le Val d'Oise à piedGRP®
出発点 : GARE D'ECOUEN EZANVILLE
到着点 : Saint-Leu-la-Forêt
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